- うるしえ
- うるしえ【漆絵】(1)漆で描いた絵。 色漆を用いたものと, 漆で絵を描いた上に色粉を蒔(マ)いたものとがある。 中国周・漢代の漆器にすでに見られ, 日本では法隆寺玉虫厨子の絵飾りなどに見られる。(2)浮世絵版画の一。 髪などを表現するのに, 墨などに膠(ニカワ)を混ぜたものを用い, 漆のような光沢をねらったもの。 奥村政信の創始という。(3)漆で紙や帛(ハク)に描いた絵。 明治初期, 蒔絵(マキエ)の名工柴田是真が創始。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.